
| 伸栄商事グループ |
伸栄商事グループでは、「すこやかなる美の創造」を企業理念に掲げ、美容・伝統・食・文化をテーマにしたChisato CLASSE(セミナーや体験型イベント)を開催しています。
今回は、近年経営者やビジネスマンの間で関心が高まっている、日本の代表的な伝統文化「茶道」について、芳心会 主宰の茶道家 木村宗慎先生をお招きしてご講演していただきました。
茶道とは、ただお茶を味わうだけでなく、準備から相手への配慮まで含めた総合的な体験が感動を生むのだと気付き、日々の行動や心遣いが周囲の人々や社会に伝わり信頼や尊敬を生むという、実務に直結する示唆に富んだ講演内容でした。
お茶を通じて学ぶ『思いやり』や『自己修練』の精神は、個人だけでなく組織全体の成長や幸せにつながることを知り、参加者一人ひとりが文化的な価値観を日常生活やビジネスに活かすヒントを得られる貴重な機会となりました。

●普段の生活で心掛けようと思えるような心得や知識を茶道家の視点からお話をされていて、大変為になるセミナーでした。日本の伝統的な文化に触れることで、日本人であることをとても誇らしく思えましたし、茶道体験がより楽しみになりました。
●普通に生活していたら触れることのない茶道の世界について知ることが出来ました。また、物事の考え方を見つめ直すきっかけにもなりました。茶道体験が楽しみです。
●茶道体験を通じて、言葉以外での相手への敬意の表し方を学びたいと思いました。
●品格を身につけることの大切さを考えさせられました。考え方・所作・振る舞い・他人への配慮など気にしていかないといけないことが理解できました。この機会に、どのようにすれば品格が身についていくのかを考えていきたいと思います。
●とても興味深いお話ばかりで面白かったです。「美しいと思う価値観を争わせるのではなく分かち合うことが大切」という言葉に共感しました。また「”忙しい”という言葉は心を失うという字で成り立っているため恐ろしい言葉であると思ってほしい」というお話をお聞きしたとき、確かにそうだなと気づかされました。普段使ってしまいがちな言葉でしたが、一度思い直そうと感じました。
●講演を聞き、日々の忙しさにかまけて、物事を即物的に見てしまってばかりだなと感じました。スピード感が必要な場面が多いと感じる毎日なので、茶道体験が立ち止まって振り返る有意義な時間になればと思い楽しみにしています。

今月11月より、グループ全社員が実際に茶室へ足を運び、茶道体験をさせていただく予定です。五感でおもてなしの心を体感し、周囲への思いやりや気配りといった人生を豊かにする心を「茶道」を通じて学んでまいります。
■講師プロフィール
芳心会 主宰 木村 宗慎 氏(きむら そうしん)

茶人。少年期より茶道を学び、1997年に芳心会を設立。
京都・東京で同会稽古場を主宰。「茶の湯」を基軸に他分野との協働も多く手掛け、隈 研吾氏など建築家やデザイナーとも協働。古民家再生の宿泊施設NIPPONIAブランドの運営企業の顧問や スノーピークの茶籠、中川政七商店のプロダクトの監修なども手掛ける。オクスフォード大学アシュモリアン博物館など、教育研究機関での講義も多数開講。2014年に発刊した『一日一菓』は、グルマン世界料理本大賞受賞。